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【初心者必見】消防点検は年2回!火事と喧嘩は江戸の華?今こそ“人の心”で考える不動産管理
「火事と喧嘩は江戸の華」
こんな言葉があるくらい、日本人は昔から火事に敏感でした。
こんにちは。不動産オーナーや管理会社のみなさん、そしてこれから不動産投資を始める方に必見の内容になっています。最後まで読んで下さい。
今回は、消防点検をただの“義務”として捉えるのではなく、「建物と人を守る作業」として考える大切さ をお伝えします。
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■ ご存じでしたか?消防点検は年2回が基本です。
マンション・オフィスビル・ホテルの消防点検は、 消防法で決められた重要な法定点検 です。ビルオーナーとして、そこそこのお金が掛かる点検ですから、つい後回しにしてしまう方もいるかもしれません。しかし、点検を怠ると大きなリスクがあります。
【法律で決まっていることとは?】
✅ 年に2回(6ヶ月ごと)消防点検を実施すること
✅ 点検結果を消防署に報告する義務がある(建物用途により頻度が異なる)
✅ 点検記録は3年間保管すること
これを怠ると、
• 立入検査や是正命令を受ける
• 最悪の場合、消防庁のHPに「違反物件」として掲載される
つまり、不動産価値の低下 という経済的ダメージにもつながるのです。
■ 消防点検で何をチェックするのか?
ここでは、初心者オーナーさんや不動産管理初心者が絶対に知っておくべき 3つの代表的な点検内容 をご紹介します。
1️⃣自動火災報知設備
感知器やベルが正常に作動するか、ホコリや断線がないかを確認します。
→ 火災時にアラームが鳴らないと避難が遅れ、命に関わります。
2️⃣誘導灯・非常用照明
停電テストを行い、点灯可能かチェックする
→ 停電時に避難経路が見えないとパニックや転倒のリスクが増大します。
3️⃣消火器・屋内消火栓
消火器の期限切れや破裂リスク、ホースの劣化がないか確認します。
→ 古いままだと初期消火ができず、火が広がる危険があります。

■ 消防点検は「ただの義務」ではありません。
消防点検は法律上やらなければいけません。しかし、本質的には「住んでいる人の安全を守る点検」なのです。
✅ 「このマンションはちゃんと管理してくれている」
そう思ってもらえることが、オーナーや管理会社の信頼に直結します。
火事が起きたとき、住民さんが
「避難できないかもしれない」
「消火器が使えないかもしれない」
そんな不安を感じる建物に、誰も住みたいとは思いません。
ですから、法令で決まった年2回の点検を怠らない様にしてください。
■ 点検は未来への投資
消防点検をきちんと実施すると、
• 火事を未然に防げる
• 住民に安心してもらえる
• 建物の資産価値を守れる
この3つの大きな効果があります。
点検をしなかった建物の事例を紹介します。
以前の管理会社が当社に変わって、初めて消防点検を実施。すると、ほぼ全ての箇所で是正箇所が数多くありました。その結果、是正工事見積は100万円を超える結果に。また、消防点検で一番改修工事費用が掛かる工事は、自家発電の更新工事です。数百万円単位ではありません。数千万円単位です。
ですから、こまめな点検とこまめな修理を実施することでいきなり大きなお金が掛かる事はありません。(20年30年経過すると更新工事をしないといけないので大きな工事費用が発生することがあります)
この様に年間で点検をする事で、資金計画を立てることが可能になるのです。

■ まとめ「人の安全を守る点検」をしよう
火事と喧嘩は江戸の華と言いますが、現代では 火事は防ぐもの です。
消防点検はただの義務ではなく、命と資産、そして、住む人の安全と生活を守る事がオーナーの責任 です。
年に2回の消防点検を「当たり前」にして、入居者の安心感と不動産価値を守り続ける管理をしていきましょう。
📝 追伸
消防点検や修繕でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
点検から修繕までトータルでサポートいたします。