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【ホテル・ビルの清掃】

清掃会社切り替え「実例」解説!

近畿地方の人気観光地に佇む、清楚でモダンなホテル。国内外の観光客に親しまれてきたこのホテルは、今年、長年お付き合いのあった客室清掃協力会社から、新たなパートナーへの切り替えを決断されました。

その背景には、近年のインバウンド需要の回復にともない、サービス全体の品質に対する期待が高まってきたという事情があります。そんななか、現場ではいくつかの課題が明らかになってきたとのことでした。

今回は、清掃協力会社を見直す理由やその決め手について、実例をもとに解説していきます。

清掃体制の見直しを考えるきっかけとなった4つの課題

ホテル様が当初抱えておられた悩みは、次のような点でした。

1. 清掃品質のばらつきがある
スタッフによって仕上がりに差があり、安定した品質を提供するために、より強固な管理体制が必要と感じられていました。

2. 繁忙期の人手不足
観光シーズンには満室となる日が多く、清掃時間が限られるなかで人員が不足し、結果として客室の準備が遅れてしまうケースが発生していました。

3. フロントとの情報共有不足
清掃状況がリアルタイムで把握できず、お部屋の準備状況に関してフロントスタッフと清掃チームの間で情報が噛み合わないことがありました。

4. 清掃後の確認作業の負担
清掃完了後のチェックに時間がかかり、フロント業務の負担も増大。効率的な確認フローの必要性が高まっていました。

上記の課題をふまえ、弊社ではホテル様への現地ヒアリングと調査を実施。ホテル様に合わせた業務フロー改善案と清掃基準の見直しの改善提案を行いました。

こうした提案にご賛同いただき、今年から、私たちがホテル様の客室清掃業務を受託させていただくこととなったのです。

パートナー選定の決め手となった4つのポイント

ホテル様が私たちを新たな協力会社としてお選びくださった理由は、大きく分けて以下の4点です。

① 安定した人員確保と品質管理体制

弊社では、繁忙期でも安定した人員を確保できる体制を整えています。さらに、経験豊富なトレーナーが現場を巡回することによる品質チェック体制が評価されました。

② 外国人スタッフへの教育と定着支援

多様化する労働現場において、外国人スタッフの存在も欠かせません。弊社では多言語に対応した研修プログラムにより、日本の清掃文化や「おもてなしの心」を丁寧に伝えています。このことが、スタッフ全体のレベルの底上げを実現しています。

③ フロントとの連携・報告体制の強化

ホテル運営のスムーズさには、清掃チームとフロントとの密な連携が不可欠。弊社では、日々の清掃進捗や特記事項をリアルタイムで共有できる体制を整えています。また、定期的なミーティングや改善提案を通じて、信頼関係を構築していく点にも評価をいただきました。

④ 「共につくるホテル品質」という姿勢

私たちは、清掃を単なる「委託業務」ではなく、ホテル運営の一部と捉えています。「自分たちがホテルの顔をつくっている」という意識を持った、“共につくる”姿勢に、ホテル様からも強い共感をいただきました。

「清掃はホテルの印象を決める最前線」。
その想いを胸に、私たちは今日も、ホテル様と同じ目線で現場に向き合い、「もう一度泊まりたい」と思っていただける空間づくりを全力で支えてまいります。

運営体制、品質管理の方法、価格設定、この3つが揃うと、素晴らしいホテルに変わります。主に全国でビジネスホテルを展開している会社は、価格!を重視しすぎる傾向にあります。結果的に良い会社はどんどんいなくなるのです。今は、人手不足、人材不足の時代。さらに、日本社会は世界でも稀に見る高齢化社会です。客室清掃の会社をただの取引先!と捉えるのではなく、共にゲストをおもてなしするパートナー!と捉える事で違った付き合い方が出来ます。

ちょっとでもストレスがあると、すぐに社員も辞めてしまう世の中。現場が円滑に運営できる方法をトップ自ら考える事でホテルの在り方も変わってきます。

このホテルがどのように変わっていくのか? どのように変えて行くのか? 私達も現場に入る度に楽しみです。特に、宿泊するゲストの反応がどのように変わるのか? 一生懸命おもてなしできる様に精一杯やっていきます。

ホンモクは建物管理のすべてのお悩みにお応えいたします

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