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ホテルの客室清掃を外注委託するワケ
~メリットとデメリットを徹底解説~
ホテルの運営において、客室清掃は非常に重要な業務のひとつです。一部のホテルは自社で清掃スタッフを雇用し、内製化していますが、「スタッフの管理が難しい」「清掃品質が思うように向上しない」といった課題に直面することが多くあります。こうした背景から、近年では外部の清掃専門会社に委託する「外注委託」を選ぶホテルも増えてきています。
今回は、客室清掃を外注委託することのメリットとデメリットについて詳しくお伝えします。

【メリット】
1.コスト削減
まず、外注委託の大きな利点はコストの削減です。委託することで、客室清掃を自社で行う場合に比べ、採用や教育の手間、社会保険や福利厚生の費用などの様々な負担を軽減することができます。
2.専門性の確保
委託業者は清掃の専門家です。そのため、効率的かつ高品質な清掃が期待できます。特に、専門的な清掃技術や知識が必要な場合でも、委託業者がしっかりと対応してくれるため、自社で清掃スタッフを育成する手間を省くことができるのです。こうした専門性の高さは、ホテルのクオリティ向上にもつながる重要な要素といえるでしょう。
3.柔軟な対応
ホテルでは繁忙期や閑散期に応じて必要なメンバーの増減があるものですが、委託業者は柔軟に対応してくれます。委託業者に自社清掃スタッフの管理やシフト調整を任せられるため、自社本来の業務の負担が軽減され、かつ清掃の質や頻度を維持することができるのです。
4.時間の節約
客室清掃の管理を委託することで、ホテルの運営者や管理者はその業務に直接関与する必要がなくなります。その分、他の業務や戦略的な経営活動に集中でき、業務全体の効率を向上させることができます。
5.法規制への対応
委託業者は、最新の労働法や衛生基準を順守しているため、法的リスクを軽減できます。自社で常に法改正に対応する必要がないため、この点も委託のメリットのひとつです。
このように、ホテルが清掃会社に外注委託することで、全体の業務の安定性が向上し、負担を大幅に軽減できるのです。
【デメリット】
1.品質管理が難しい
一方で、外注委託にはデメリットも存在します。第一に挙げられるのが、品質のコントロールが難しい点でしょう。委託業者によって清掃スタッフのスキルやサービスのレベルが異なるため、場合によっては基準に満たない清掃が行われることがあります。また、委託先のスタッフの入れ替わりが多いと、清掃の質が安定しないということも起こり得ます。清掃品質の維持を重視するホテルの清掃においては、この点が大きな課題となるでしょう。
2.コミュニケーションの問題
委託業者との連携がうまくいかないと、細かな指示やフィードバックが伝わりにくくなることがあります。そうすると、誤解や対応の遅れが生じる可能性があり、ホテル運営に支障をきたしかねません。急な対応や特殊な要求に適切に反応してもらうためには、日常的なコミュニケーションが非常に重要。自社内では問題なく通じることでも、委託する際には特に意識して丁寧に伝え合う必要があります。
3.コントロールの喪失
委託することで、清掃のタイミングや具体的な業務内容に関して、自社の運営方針と完全に一致させるのが難しい場合があります。ホテルの独自のルールやサービススタイルに合わせた柔軟な対応が期待できないこともあり、運営に制約が生じることがあります。
4.セキュリティリスク
外部のスタッフがホテルの客室に出入りするため、セキュリティやゲストのプライバシーに対するリスクは避けられません。特に、ゲストの個人情報や貴重品の管理に注意が必要であり、委託スタッフに対してもしっかりとしたセキュリティ対策を講じる必要があります。
5.長期的な契約による柔軟性の欠如
委託業者との契約が長期にわたる場合、ホテルの経営方針や清掃会社の人件費などが変更されても、互いに柔軟に対応できないことがあります。特に、急な運営方針の転換や清掃業務の見直しが必要になった際に、当初の契約を簡単に変更することが難しく、そうした制約がデメリットになることも考えられます。
このように、外注委託には様々なメリット・デメリットがあります。最終的には、自社の人員の補填や繁閑の波への対応、コスト管理の手段のひとつとして、外注委託をうまく活用していくことが重要です。
しかし、それを踏まえたうえでも、客室清掃は実は外注委託がおすすめです。詳しくは次回お伝えしますので、お楽しみに!