【毎日が留学 グローバルな職場】

客室清掃は、様々な外国人が働く現場です。なぜ、働き手に外国人 が多いのかといいますと、日本に来て間もない外国人にとって最低 限の会話だけで仕事をこなすことができる職種だからです。

そう言った理由で外国人が多い職場ということが知られていますの で、友達を作りやすく、親睦を深めることができます。同国人のつな がりもでき、しかも、お金までも稼げる。そんなメリットがあるからこ そ、外国人の多い多文化な現場になっています。

だからこそ、ホテル運営を行う上では、「組織力」が大切になってき ます。組織は管理者の日本人、外国人を指導する責任者、ベッドメ イクする外国人の３階層でできています。

当たり前の話ですが、外国人たちは最初、会話ができません。仕事 もよく分かりません。まるで、小学１年生、新入生にゼロから学校の ことを教えるような、そんな感覚と似ています。そんなゼロの状態か ら仕事をスタートさせ、月日が経つごとに、基礎を学び、業務進め方 を学び、少しずつ仕事に慣れていきます。

この段階までくれば、管理者が外国人スタッフに「日本文化を理解 してください」と言わなくても、理解できるぐらい日本文化を理解で きるぐらいにまで成長しています。

特に、外国人が日本で働く上での大きな壁は、「察する」という空気 を読む力です。これは、説明を通じて学べるものではなく、現場をこ なしながら、これまでに培った経験と体験を通じて養っていく力です。

厚生労働省の発表によると、これからもっと人手不足が進み、令和 10年には約9万8千人も足りなくなると予測されています。清掃の 世界でも、人手不足を外国人で補うという動きが活発になっていま す。グローバルに活躍する人材を受け入れることで、新しい道が開 けるのか、このまま人手不足を解消せずに衰退の道をたどっていく のか。

今、私たちは大きな分岐点に立たされています。

そこで、大切になってくるのが、「組織力」だけでなく、「個」を大事に することです。グローバルな人材を受け入れる社内文化を整えるこ とでより一層、飛躍できる職場へとレベルアップできるからです。

そうは言っても、

☑ 外国人とコミュニケーションが取れるか不安だ
☑ 業務内容を理解してもらえるか心配だ
☑ どうやってわかりやすい指示を出したらいいか分からない

こういった悩みや不安も多いですよね。

外国人スタッフのパワーを生かせず、時間と労力のムダ骨だけは勘 弁してほしい。でも、人手が足りないので何とかしたい…

こういった切羽詰まった課題に、日々頭を悩ませておられる方も多 いのではないでしょうか？

当社では、とっても優秀で仕事のできるベトナム人がいます。日本 文化を日本人以上に学び、仕事をこなすエリート外国人もたくさん います。

人手不足を外国人で「補う」という発想ではなく「外国人と共に」働く。

この意識が、今、ホテル業界には必須になってきています。働く人を 国籍で判断するのではなく、その人の「個性」を大事にする職場に 変えていく。そんな職場づくりを意識されてはいかがでしょうか？