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【ホテル・ビルの清掃】

インバウンド観光客に喜ばれる 客室清掃のポイント

前回は浅草に焦点を当てましたが、横浜も多くの外国人観光客に愛される観光地ですね。異国情緒あふれる港町の風景や、赤レンガ倉庫、中華街でのグルメ体験などを楽しむ姿が多く見られます。今回は、そんな横浜を訪れるインバウンド観光客のニーズに応え、快適に安心して滞在できるような客室清掃のポイントを押さえていきます。

徹底した清潔感

清掃の基本である清潔さは、観光客にとって最も重要な要素のひとつです。特にベッドリネンやタオルは、シーツや枕カバーにシミがないか、毛羽立ちがないかなど、その見た目と質感に気を配りましょう。また、洗剤や柔軟剤の香りが強すぎないように注意することも必要です。多くの外国人は、無香料や軽い香りを好むことが多いという点を考慮に入れておきましょう。

アメニティの充実

外国人観光客が快適に過ごせるよう、充実したアメニティを用意することも大切です。たとえば、客室に備え付けの案内資料は、Wi-Fiの使い方や施設の利用方法などを多言語で提供しておくと親切です。また、歯ブラシ、シャンプー、コンディショナーなどの衛生用品は、肌に優しいオーガニック系の製品を用意すると好印象を与えることができます。

さらに、電源プラグの違いに対応するマルチプラグや変換プラグを提供することも大切。普段使っているデバイスをストレスなく使えれば、より滞在も充実させることができ、喜ばれるでしょう。

チェックイン前後の細やかな配慮

海外からの観光客は、部屋の状態に敏感です。チェックイン前に、照明がきちんと点灯するか、エアコンや暖房が正常に動作するかを確認して快適な滞在をサポートしましょう。荷物置き場やクローゼット、スーツケース台が整理整頓されていることも大切です。さらに、セーフティボックスの使い方が明確に案内されているか、問題なく使えるかも確認しておきましょう。

ホテルの設備チェック

無料Wi-Fiを提供している場合は、パスワードが正しく案内されているか、接続が安定しているかを確認しておく必要があります。また、外国人観光客は英語の番組や映画を視聴したい場合があるので、テレビの設定が適切か、リモコンが正常に動作するかも忘れずにチェックしておきます。

文化や習慣への配慮

日本の文化に慣れていない観光客も多いため、客室内で靴を脱ぐ習慣を説明するための案内を用意すると安心です。また、ゴミ箱の配置も重要で、分別のルールを簡単な英語で記載しておくと便利です。このことは、清潔を保ち快適さを提供するだけではありません。このSDGsの時代において、こうしたルールによるホテルや日本の環境への配慮は地球環境保護につながることを実感でき、好印象へつながります。

特別なリクエストへの対応

アレルギーや健康上の配慮が必要であるなどの情報は事前に確認しておき、適切なアメニティや清掃方法を提供できるように準備しておきましょう。また、結婚記念日や誕生日などの特別なリクエストがある場合には、サプライズなどの特別な対応を準備し、思い出に残る滞在を提供できるようにしておきます。

安全対策

外国からの観光客は、日本の避難ルールに慣れていないことが多いので、火災警報器や非常口の確認、緊急時の行動マニュアルを英語で記載し、掲示しておくことが大切です。また、夜間や暗い場所、緊急時に適切な照明の明るさが確保されていることや床のスリップ防止にも気を配り、安全な環境を整えることが重要です。

ホスピタリティとおもてなし

外国人観光客は清潔感を重視するため、より良いホスピタリティの提供を目指して、リネン交換のタイミングや頻度についてアンケートを取るなどもひとつの手です。また、外国人観光客に喜ばれるためには、フレンドリーで親しみやすい接客も大切。清掃スタッフが外国語で簡単な挨拶や対応ができると、観光客に安心感を与え、ホテル全体の印象を良くする効果があります。

横浜を訪れるインバウンド観光客に快適な滞在を提供するためには、清潔感のある客室と、細やかな心配りが不可欠。文化や習慣の違いを理解し、観光客のニーズに合わせた対応をすることで、リピーターを増やし、横浜の魅力をさらに高めることができるのです。

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